2012年12月29日
いのちの風に
大地は深い 緑の海
枯れ枝 一本 虚空に伸ぶ
空を見上げて 羨むか
それとも 生きた証を
叫ぶか
空に 冬の雲
区切りは なくて
線もなし
灰の色 冬の海
虚空の風に 水面は
波打ち 地上に打ち据え
砕け散る
人は そこに佇み
何処に 線を引くか
人の 情け
人の 性
いのちを 延して
何を 得る
闘争 ただ 血を
大地に刷け
大地に 臥す
短き いのちを
地に返し
尊き 生を
大地に 捨て
手にする 宝とは
如何なる 金剛か
海よ 君よ
それを 見て
何 思う・・・
海が 生を産み
海が 雲を産み
海が 緑の大地を産む
人 曰く 母なる海と
生は 儚く
生は 陽炎
生は 瞬き
生は 光り
雲上 遠き陽は
光りを 垂れ
雲は 煌く
光りの 遊戯に
海 笑う
大地は 悦び
空に 風吹く
尊き いのちの
光りは 周りを
照らし いのちの風は
愛を 叫ぶ
赤き 炎の
生の 魂
いつまでも
光り輝け・・・
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少しは私に愛をください
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撮影場所:愛媛県伊方町 女子鼻海を臨む
Posted by たけぼんだぬき at 14:24│Comments(0)
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